能登の未来

FUTURE

自然と人の営みが持続可能なかたちで在る場所

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投稿者

大野長一郎

願わくば、100年後の能登には世界農業遺産に認定された地域らしい暮らしが残っていてほしい。自然と人との営みがバランスよく続いているといいなと思っていて。たとえば、各世帯に井戸水があったりとか。水源を考えると、井戸水を使うためには山が保全されていることが大事だと気づくはず。そこで、山の価値が見直される。山に降った雨が時間をかけて地下水になり、井戸から安全な水が出て来るという状態が維持されて。今回の震災でそれがいかにすごいことかということが分かったと思う。そうすると、山を大切にしなきゃいけないと思うようになる。住民がそういう暮らしや営みに憧れを持ち、価値があるものだと考えている。この暮らしが豊かであるという価値観を持った人たちが集落を形成しているのが、いいなぁ。そのなかで、炭やきという生業はあってほしいという思いはある。
100年後も自然災害は多発している状況だと思うから、建物とかいろんなものが耐震になっていてほしい。できれば、木材を使った耐震技術が生まれていてほしい。自然ともっと実直に向き合いながら、なおかつ、豊かさを得られている100年後がいいね。上手く自然と付き合って、水だけじゃなくて山菜や木の実など季節ごとの山の恵みを自分の生活のなかに取り入れられていて。子ども達は野山や川で遊ぶなかで、どの季節にどの場所で食べられる山菜やキノコが採れるかなど、そういうことを知っていく。100年後の子ども達にも季節ごとの自然の変化を感じながら育ってほしい。

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