能登の未来

FUTURE

帰りたい場所

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投稿者

薗浩江

能登乃國百年乃計
百年後の珠州市を想像するにあたって、真っ新な土地にどう家を建てるか想像してみることから始めてみた。

1.どんな家を建てるか
2.何処に家を建てるか
3.誰が住むのか

1.鉄筋コンクリートの打ちっぱなしやデザイナーズハウスなんて嫌だ。黒光りする瓦屋根の出来れば平屋がいい
2.里山離れてコンパクトシティーなんて嫌だ。山間や海沿いでそれぞれの生活に合わせた馴染みの場所で馴染みの人達と祭りが出来る場所がいい
3.二次避難先に避難してる人達が帰って来ないなんて嫌だ。能登を好きになってくれた人達も沢山いる。そして離れていても帰りたいと思っている私達が住む

能登はやさしや土までも
厳しい自然と暮らしている能登の人は、互いを思いやる気持ちが無ければ暮らし辛い土地に住んでいるから、やさしさしいんだとか。
よばれ文化にあるように、祭りも自分達が楽しむだけでは無く、我が町の祭りには、他の町の人達を呼んでご馳走し、楽しんでもらう。

私が小学校一年生の50年前も、今も変わらない。いろんな便利がやって来ても、変わらない。
2024年1月1日。道が裂け、海岸は隆起し、見附島は崩れ、春日神社の鳥居は再び倒れて姿は少し変わってしまったけど、きっと、50年後も能登の人の心は変わらない。

だから、100年後も、50年前と同じ能登になっていて欲しい。

春は、薇に蕨、蕗の薹に漉油、ウドにタラの芽など山菜祭り。
夏は、青い空に青い海。燈籠山祭りに七夕キリコ祭りに盆踊り。
秋は、芝茸、なめ茸、松茸、コケなどキノコ祭り。
冬は曇天が多く、雪や雨ばかりだけど、大晦日には除夜の鐘を突いて春日神社へ初詣で一年の計を誓う。

今は、百年の計を誓う。

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