能登の未来

FUTURE

真浦のあったか~いつながりを残したい!

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投稿者

和田清美

私たち家族は珠洲市真浦町に住んでいます。輪島と珠洲の中心部からちょうど真ん中ほどにある、海と山に囲まれたの20世帯余りの小さな集落です。不便な土地のため「こんな真浦になったらいいな」について今回の地震以前に家族でよく話していました。
なんといっても移動に時間がかかります。生活に必須な買い物や病院に行くのに輪島へも、珠洲へも車で30分ほどかかります。高校へのバスは乗り遅れたらもうもう大変です。親が往復一時間かけて送っていかなければなりません。
けれども、その不便だからこそ、素敵なところがたくさんあります。
まずは豊かな自然。人は、便利な町や都会から自然のある海や山に癒しを求めに行きます。そんな自然豊かな中での生活が私たちの日常です。特に海に沈む夕日を眺め、虫たちが鳴く中、夜空いっぱいの星を眺めると、時の流れがゆっくり過ぎていき、四季の移ろいを体全体で感じられます。
そして、人たちのつながり、あたたかさ。大谷地区校下では、みんながそれぞれを思いやって地域を大事に生活しています。
また、大谷小中学校では、生徒、親、地域のつながりが他の地域より、強いように思います。
例えば、運動会は子供よりも張り切って準備するPTA、運営、片付けまで当たり前のようにPTAみんなで行います。
そしてさらに地域を活性化していきたいと、町おこしに平家の郷研究会や一歩の会を結成して、こいのぼりフェスを開催したり、黒米作りを行っていました。また、各地区ごとのキリコ祭りなどに加え、砂取節まつりなど行事を企画実施しています。
赴任してくる学校の先生たちも大谷、真浦の人々の温かさはよく言われたことですが、金沢に二次避難してきていっそうそのつながりの貴重さを実感しています。
この真浦町の自然や人とのつながりはそのまま残したい。住人が増えていくのには限界がある。でも100年後には文明の力で交通が便利になり、金沢から30分で、海水浴に、畑を耕しに、夕陽や星空を見に、真浦に来られるようになってほしい。都会や金沢から、観光に、キャンプに真浦に来る交流人口が増えたらいいと思っています。
今、真浦へつながるトンネルは珠洲、輪島方面とも通行不可の状態になっていて、住民はそれぞれ避難所や金沢で二次避難していて散り散りになっています。
100年後、真浦での人と人とのつながりを残すために、金沢での真浦のコミュニティを作りたいと思っています。公民館か、お店か、まだまだ構想状態ですが。。。そしていつかみんなで真浦に帰った時には変わらずあの自然の中、あの温かいつながりの中で生活したいです。

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