能登の未来

FUTURE

100年後の人々の宝

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投稿者

中川綾也

 僕が100年後も大切にしたいのは、この能登の「海」と「祭り」です。海の豊かさを守り、能登の人々の魂のよりどころである祭りを絶やさない事です。僕はこの2つがあれば、100年後も美しい能登でいられると考えています。
 「海」と「祭り」の2つを守るには、人々が、この能登の地で安全に暮らせる営みが必要です。
 観光地としての能登、海産物資源としての能登、そして震災から立ち直ることで見せられる復興モデルの能登、防災システムの検証地としての能登。
 能登には、今は様々な切り口があります。これらひとつひとつを組み合わせることで、能登の美しさを損なわず、能登は生き抜けると思っています。
 水産と観光という地域産業は、能登の復興にも大きく関わっています。地域に暮らすひとの生業を支える漁業と農業、そして外部からの人々を受け入れる観光業の2つで、能登を支えていけたらと思います。
 日本国内、また海外からの外部からの人の流入は、能登の未来にとって欠かせないものです。
 能登の持つ、豊かな自然と伝統行事は、人を引き付ける大きな魅力だと思います。観光から、その魅力に気付き、移住してくる人もいるでしょう。その人たちにとって、教育機関や病院などのインフラもとても重要だと思います。充実した教育機関や病院は、地域の人たちにも恩恵をもたらしますし、それ自体が人を呼ぶことにもなると考えられます。
 今回の大きな災害は、多くのものを奪いましたが、能登はそれを乗り越えていけるだけの力があると信じています。安全と防災を意識しながら、これからの時代の人々が安心して営みができる能登を目指したいです。
 また、今回の災害では能登へのアクセスの問題も浮き彫りになりました。陸路に頼るだけではない、能登ならではの海路の可能性も探すべきだと思います。
 里山里海の豊かさ、伝統行事の美しさ、激しさを体感してもらって、多くの人々が訪れる能登になっていてほしい。現代ではSNSで情報を共有したり、バーチャルで祭りを体感してもらうことも可能です。ネット上での情報発信することで、「行ってみたい」「味わってみたい」と感じてもらえることが、最初の一歩となるかと思います。僕はその魅力を伝えたいです。この最大の宝物である「海」を、「祭り」を、「能登」を生きたまま、大事に未来へ、そっと託していく道を探したいと思います。

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