能登の未来

FUTURE

みんなのふるさと

  • Facebook
  • X
  • LINE

投稿者

畑中美来

 今回の能登半島地震により輪島市は住民の暮らしの場だけでなく朝市や漁港など生活を支える場にも重大の被害を受けた。輪島市は豊富な海産物や朝市、輪島塗などの伝統工芸品といった観光資源を多く持ち伝統と自然にあふれた場所であったが、地震による地盤の隆起や火災により輪島を支える産業の復興には多くの時間を要する。しかし、これらはいずれも輪島市を象徴するものだ。私は100年後の輪島市にもこれらの輪島を象徴する場所や産業があり、また人々の集まる場所として元の姿を取り戻していければと思う。
 また、今回の地震ではなじみ深い人との死別、倒壊による思い出深い家や建物との別れ、輪島を離れていく人との別れ、ふるさととの別れなど多くの別れを経験した人が多いと思う。輪島は元々少子高齢化が進む地域で人口減少の問題もあった。今回の地震によりさらにそれらは加速すると考えられる。私はこのまま人口が減ってしまっては輪島がなくなってしまうのではないかとも考える様になった。しかし、今後長い時間をかけ復興し、輪島に住みたいという人が現れたり、活気が戻り祭りやイベントなどが行われた際には別れた人ともまた再開できるようなそんな姿を私は望んでいる。

  • Facebook
  • X
  • LINE
TOP