能登の未来

FUTURE

スポーツ力で活力のあるまちへ

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投稿者

岩波知佳

 私が考える100年後の輪島市はスポーツが盛んに行われ、スポーツで人と人、地域と地域が繋がり、活力のある町であってほしいと考えます。
 私は高校時代、陸上競技部に所属し、競歩という種目に取り組んでいました。輪島市では陸上競技の競歩の全日本大会が行われており、毎年全国から、日本を代表するトップアスリートから高校生まで沢山の人が輪島市を訪れます。私もその大会に三度出場経験があり、家族や地元の方達からのたくさんの声援に応える思いで粘り強いレースをし、3年連続入賞を果たすことができました。他県から訪れた選手が輪島市の景観の美しさや人の温かさから「輪島はすごく良いところだね」と言ってもらえたり、たくさんの方から応援してもらえる地元の大会が毎年とても楽しみでした。しかし1月1日に起きた能登半島地震の地震の影響で多くの建物が倒壊したり至る所の道路が隆起してしまうなど町は大きく変わってしまいました。また安心してスポーツができるような環境ではなくなってしまい、毎年4月に行われていた全日本競歩輪島大会も中止になってしまいました。私の大好きな輪島がまさかこんなことになってしまうなんて予想もしていませんでしたし、輪島市の小中高生が思いっきりスポーツができない状況にあることに辛く残念な思いです。輪島を元気にするには、スポーツの力が必要であると考えます。スポーツは観る人に生きる活力や勇気、元気を与えます。まちが少しずつ復興し、また輪島で子どもたちが思いっ切りスポーツに取り組んだり、大会が開催され、スポーツがまちの復興を後押しし、スポーツで人とまちが元気になることを望んています。スポーツは、スポーツをする人、観る人、支える人、応援する人それぞれが繋がりあうことで成り立ちます。
 また、100年後も輪島で全日本競歩大会が行われるように、競歩の聖地「輪島」出身の私が日本代表としてオリンピックに出場し、全日本競歩大会の継承に貢献したいと考えています。

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