能登の未来

FUTURE

100年後の能登半島に向けて

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投稿者

猿女豊信

20年後の自分へ
人生を楽しんでいますか
健康ですか
笑顔がステキになっていますか
家族のことを大好きだと言っていますか

「100年後の能登半島に向けて」

能登半島地震前の令和5年12月現在で、珠洲市の人口は現在1万3千人弱であり、高齢者率(65歳以上)は、全国の市だけをみると、3番目に高い率(51.7%)となっています。国立社会保障人口問題研究所の資料によると、2050年には人口が約5千人(現在の40%以下)となると推計されており、それが、今回の地震で急速に進む(10年早く進むとの意見もあります。)ことが想定されます。この地震で10年進んだとすると、約15年後には、人口が約5千人になると、教育、医療及び交通などの行政サービスの削減や一部廃止、塾などの存続が難しくなる。そんな状況が想像されるなか、能登半島地震の復興をどのように考えるのか。何を残して、何をスクラップしていくのか。少子・高齢化社会に向けて、真剣に考えるイイ機会をいただいたと思います。何をガラガラポンするのか。

 地震に加えて津波の被害を受けた地区では、もとどおりの住宅再建は困難な状況であり、これまでと同じ方法では、自治体、地域コミュニティ(神社含む)も維持・存続が出来ません。将来にわたり継続可能な集落形成が必要なことから、100年先も永続できる「地域づくり」を意識する必要があると考えます。約2100年前から続く須須神社の歴史からみると、令和6年能登半島地震は歴史の1ページの出来事です。これまでも先人達は知恵を出し合い将来を考えてきたと思いますが、今回、将来を担う子育て世代を中心として、地域の組織づくりを再構成するいいタイミングだと考えています。

自立する「地域コミュニティ」を目指し、ここ数年間は行政機関からの地震関連復興基金によるバックアップを活用し、小さな「なりわい」作りを目標にしましょう。お手伝いいただけるボランティアの方々を積極的に受け入れるとともに、最大限の知恵をいただきながら、安心して集える場所の設置を行い、「新たな」発想による第一次産業などを興すことにより、常に新しい「なりわい」のキーワードを念頭に置き、地域のコミュニティづくりを考えていきましょう。

<はじめの一歩> 
1.能登の魅力再発見
  →能登半島の「強み」と「弱み」を書きだす。(それぞれ100以上書きましょう。)
2.「強み」と「弱み」の中で自分がやりたいことはありませんか、それを「なりわい」につなげることはできませんか

3.復興ボランティアからマンパワーだけでなく、お知恵をいただくことはありませんか。

                        令和6年4月 須須神社 猿女豊信


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