能登の未来

FUTURE

「日常」を感じる能登

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投稿者

吉木嵩裕

私にとって「能登」は日帰り旅行で父が連れて行ってくれる場所でした。朝市を見に行ったり、釣りを楽しんだり、奥能登国際芸術祭に行ったりと様々です。旅行と言ったら「非日常」を感じて楽しむもののような気がしますが、能登は少し違います。なんというか、能登の人の「日常」があって、僕らはそこにお邪魔をしているような感覚に陥るんです。千枚田を見て確かに絶景だと思うのですが、でもそこは田んぼで、人々が作業をしてお米を作っていて。能登の人の生活を感じます。これはよく考えれば当たり前のことで、他の地域でも、そこに住む人の「日常」があり、僕らはその地にお邪魔しているはずです。しかしここまで「日常」を強く感じられるのは能登以外にありません。先日、能登の地震があってから避難してきた方の話を聞きました。その方は、「能登の人の多くは山や海という自然と一緒に暮らしている。能登に行くときはそういう人の話をたくさん聞いて勉強して。」とおっしゃっていました。なるほどな、と思いました。能登の人たちは自然と一緒に暮らしているんです。だからこそ能登の風景を見ると、その自然の中で生活している人たちの「日常」を感じることができるのかもしれません。100年後も、こんな感じで、自然とともに生きていく能登であってほしいと思います。来た人が能登の「日常」に入り込み、くつろいでもらえるような場所です。最近、今までの観光のような、皆が同じようなところを回るものだけでなく、自然を満喫できるなど、他の魅力をもった観光スタイルがでてきています。だからこそ能登では「日常」を感じられるような、訪れた人と能登の人の交流があるような新しい観光スタイルを生み出していって欲しいと思っています。

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