能登の未来
FUTURE
投稿者
菅野拓
大阪公立大学で教員をしていて、石川県令和6年能登半島地震 復旧・ 復興アドバイザリーボードの委員として関わっています。災害がある度に被災地に行って、様々な仕事をさせていただいてきました。その関係で、今回は能登に来させていただいています。
全部残ってほしいんだけど、次の時代に残ってほしいということだろうなと。このままだと人口が減り続けて厳しい状況に陥ってしまう地域だったと思うので、そこからどのように回復して、いまからの時代にそぐようなかたちで能登が残っていくのかが重要なんだろうなと思います。
私は大阪にいますが、大阪から見たら、びっくりするような文化、食べ物もおいしいし、祭りもすごいし、なんて素敵な宝物があるんだろうと思う。それらが人口が減っていくなかでどう残るか。そのためには人だと思うんです。人の繋がりを大事にしてほしい。残すためにも、いまからの社会に合うかたちで何か新しいものをつくりだすためにも、人の知恵が重要。能登の知恵も重要だけど、外の知恵と交わりながら新しいものにしていくことが重要です。人の知恵って、ほんとに電話1本で時空間超えていろんなことができるんですよね。ずっと一人で閉じこもっていろんなことを考えているよりも、いろんな人と話し合ったり、いろんな知恵を借りながら、それをまた能登の知恵にして、能登の新しい残したいものをつくりだしていく。そういう未来がすごく重要じゃないかなと思うんですよね。きっとそうなると思うんですよね。能登の人と会っていると、すごく幸せな気持ちになります。やっぱりそういうポテンシャルがあるんだと思います。そういう能登を残したいし、そういう能登をつくっていってほしいなと思います。